不動産管理ブログ6.【熊本地震の経験を元に。】

毎年秋口に、徳島の不動産会社様何社かと県外に1泊2日で研修に行きます。

 

今年は【九州・熊本県】に行って来ました。

 

先月の16日で震災から1年半。まだ復旧が追いついてないところもあるそうで、熊本城も実際見るとかなりの崩壊でした。どれだけの大きな地震だったのか、本当に怖かったです。

 

 

お昼は、賃貸物件の抗菌消臭施工などを販売している「リテールサポート」M代表様と熊本城公園内にて食事へ。太平燕(ちゃんぽんの春雨ver)はまさかの売り切れ、、、(T_T)

だったので、馬肉麺と担々麺などをいただきました。どれもあっさりで美味しかったです??

(M代表曰く、震災時道路が波打っていたとのこと、、、想像できない、、、(O_O;))

 

 

そして、熊本研修のメイン。九州でかなりの大手不動産会社の「明和不動産」様へ伺いました。

今回お世話になったのは、Y部長とI室長。お二人が居酒屋さんで1杯やっている時に地震がきたそうです。

 

1回目、2回目と複数回大きな揺れが起きた熊本大震災ですが、2回目が相当酷かったそうで、賃貸物件は2回目の地震でかなりのダメージを受けたとの事。

1階部分が完全に潰れたテナントビル。躯体の損害が大きく築10年で解体したRCマンション。

建物それぞれで被害状況は違いますが被害は相当のものでした。

躯体のダメージが大きいものは最悪解体ですが、今後も賃貸可能な物件は改修補修していきます。

 

その中で1番大変だったのが、「漏水被害」だったとのことです。電気温水器が転倒して、水が滝のように下階に漏れていました。

オール電化のマンションをお持ちのオーナー様は、すぐにでも電気温水器の転倒防止措置をご検討されてもいいかもしれません。賃貸できるのに貸し出せないのはもったいない。地震後は必ず賃貸物件の数が減ります。当社管理物件も即実施します!!

 

そのほかは、ガラス窓の割れインフラ関係の断水玄関ドアの破損での閉じ込めなどが多かったそうです。

県・市の指定業者は全て復旧工事に回るそうなので、業者さんが足りなくなります。すぐに対応してくれる業者さんと仲良くなっておく事も大切かもしれません。

 

また、明和不動産の管理物件では、オーナー様の地震保険の加入率が3割だったとのこと。地震が起きてからでは遅いです。ぜひ加入を。

(ちなみに、保険金は建築士等による損害の判定士の診断結果によって割り当てらる保険金の割合が決まります。)

赤紙黄紙緑紙の3種類で赤になるにつれ、危険度が高いそう。

(勝手に外壁に張っているらしいですが、剥がさない方がいいです。入居者とのトラブルの元に。)

 

最後には、やはり1番困るのは、「」です。熊本大震災の場合、コンビニはすぐに営業開始していましたが、すぐ完売したそう。水は備蓄しておいて損はありません。また合わせてポリタンクは必須です。給水車がきた時にペットボトルでは間に合いません。

 

不動産管理では他にもたくさんの対応方法も教えてもらいました。徳島では南海トラフに合わせて、できることは今のうちに準備しておきたいと思います。

 

明和不動産様では、震災の翌日から物件を回ったりと全社員一致団結して対応したそうです。

社員の方にも家族がいます。みなさん、避難所に家族を置いて地震に対応したそうですが、何回も心が折れそうになったと言っていました。すごいです。会社としてのチーム力、大変勉強になりました。

明和不動産Y部長・I室長、リテールサポートM代表様お忙しい中ありがとうございました。

 

 

この研修を通して、不動産管理は入居者の命、生活も預かっているんだと学ばされました!

オーナー様との信頼関係連携も大切になってきます。

いざ、地震が起こると焦ると思いますが、そのための準備を大切にしていきます(^^)

 

書ききれない事もありますが、オーナー様にもお伝えできればと思います!

ぜひお問い合わせください☆

 

 


投稿日:2017/11/10   投稿者:八田 亮平